「そして、ユリコは一人になった」見逃し『1話～最終回』動画配信を無料視聴する方法！DailymotionやPandoraは？

嶋倉美月の描いたストーリー

嶋倉美月(玉城ティナ)には最初から目的があった。矢坂百合子(岡本夏美)を守ること。それは「ユリコ様」にすること。演劇部の木下壮太(小平大智)と百合子のクラスメート・進藤あきら(松井健太)は既に美月に支配されてて、美月の命令で百合子を常に見張っていたのだ。

3年の浅香樹里(紺野彩夏)も同じだ。屋上から飛び降りた樹里を見舞った際、美月は復習を焚き付けていた。筒美友里子(天野はな)と高見沢友利夫(平岡祐太)に対して、”ミズサワユリコ”を自殺に追いやった罪として、樹里に復讐の計画を・・・。

美月は、自転車事故で怪我をおった百合子のクラスメート・神崎真歩(野々村はなの)のことも把握していた。真歩の自転車に細工を施してたのは高見沢だ。高見沢は百合子をイジメた真歩に制裁を加えようと自転車に細工をしていた。”ユリコ様に逆らったものには天罰を～”と呟きながら、高見沢は自転車置き場で、真歩の自転車に細工していたところを美月は見ていたのだ。

岸ゆり子(中尾由伽)に睡眠薬を飲ませて殺害したのは樹里だ。階段から落ちた岸ゆり子に救急車を呼ぶのではなく、駅前の総合病院にパトカーで運ぶよう提案したのは美月だ。何故ならその病院には樹里が入院していた。そこで樹里が、岸ゆり子に睡眠薬を飲ませて殺害する。全ては美月の策略通りにことは運んでいた。

砲丸が頭に直撃して死亡した西島揺子(大原梓)のことも、美月は把握してる。美月は屋上から砲丸を落とす由利小太郎(小越勇輝)を目撃していたのだ。

美月は、この学校の全ての事を把握していた。全ては美月の策略通りにことは進み、”そしてユリコは一人になった”。

　百合ヶ原高校にはいつもの平穏な生活が戻っていた。しかし、一つだけ変わったことがある。それは矢坂百合子が「ユリコ様」のなったこと。

赤いスカーフに三つ編み姿の百合子はどこか自信に満ち溢れていた。

美月にはもう1人この学校の中にスパイ(佐藤二朗)がいた。用務員に扮した彼が全ての情報を美月に与えていたのだった。

美月は約束通り百合子を守った。愛する百合子を守ったのだ。

引用：【そして、ユリコは一人になった】公式HP

1.由利と高見沢の関係

矢坂百合子(岡本夏美)と嶋倉美月(玉城ティナ)は、発表会に向けて最後のリハーサルに臨んでいた。教師の高見沢友利夫(平岡祐太)は固唾をのんでその様子を見守る。

リハーサルには出席できないことを事前に高見沢に伝えてた由利小太郎(小越勇輝)だったが、白百合の会のある化学準部室に来ていた。大きなスーツケースを持参して・・・。

由利はおもむろに持参したスーツケースのファスナーを開ける。中に入ってたのは拘束された筒美友里子(天野はな)だった。

筒美友里子は椅子に拘束する。目を覚ました筒美友里子に由利は硫酸の入った瓶を見せる。

“必ずあなたにユリコ様から天罰が下る”筒美友里子は由利にそう伝えるも由利は驚かない。

“果たして本当にそうなのでしょうか？”

　リハーサルは続いていた。クラスメートから酷いいじめを受ける”ユリコ”。ユリコは机にうずくまる。そんな”ユリコ”に教師の渡部が優しく接するシーン。渡部からの優しい言葉に”ユリコ”が顔を上げる。すると、いつの間にか、”ユリコ”は百合子からクラスメートの進藤あきら(松井健太)に代わっていた。進藤は”ユリコ”と同じ三つ編みにセーラ服姿だった。

そのままリハーサルは続き、”ユリコ”と教師の渡部は恋に落ちる。”ユリコ”の役は進藤。”ユリコ”と渡部は男同士。そんな2人を生徒たちが非難するシーンで突然、「止めろ！」。高見沢が声を荒げリハーサルを止める。

“一体これはどういう事なんだ？”高見沢が美月に問いかける。

すると美月はこう伝えるてリハーサルを続行する。”これから「ユリコ様伝説」の真実をお伝えします”

リサーサルは最初のシーンから始まる。今度は最初から”ユリコ”の役はセーラ服に三つ編み姿の進藤が務める。リハーサルは続き佳境に入ると、「止めろ！」。高見沢は再びリハーサルを途中で止める。

美月は「ユリコ様伝説」について真実を語り始める。まず『聖典』、あれを書いたのは男子生徒。そして失恋を苦に屋上から飛び降りたのも男子生徒。クラスメートからのイジメにあっていたのも男子生徒、それを優しく見守ってくれたのは男性教師、そして2人は恋に落ちる。「ユリコ様伝説」の主人公”ユリコ”は男性のことしか愛せない男子生徒だったのだ。そして屋上から飛び降り自殺を図った男性生徒は幸運にも死には至らなかった。

その男子生徒の名前は”タカミザワユリオ”。「ユリコ様伝説」の主人公ユリコは女性ではなく、この学校の卒業生で今は教師の”高見沢友利夫”だったのだ。

　由利も知っていたその真実を筒美友里子に伝えていた。”だからどうしたの？始まりなんてなんだっていい！人々が信じさえすれば伝説は生まれる。いいえ、作られるの！”筒美友里子は由利にそう言ってのける。

“何を言っても無駄か・・・”硫酸を持った由利が筒美友里子に近づいていく。そこへ百合子が現れる。”由利さん、もうこれ以上罪を重ねないで！”

そう、ユリコ様候補の3人を殺したのは由利だった。”では光野沙良(森迫永依)を殺したのも由利君？百合子のクラス・担任の東田福助(福澤重文)のがそう問いかける。

“いいえ！光野さらさんを殺したのは高見沢先生です”美月がそう応える。高見沢は自分自身の物語である「ユリコ様伝説」そしてその力を皆さんにもっと伝えたかった。赤いスカーフに三つ編み姿。美月の助言であの日、ユリコ様と同じ格好で登校してた百合子。あろうことか”ユリコ様スタイルの百合子”を襲った光野を殺すことは、「ユリコ様伝説」の力を知らしめるため、その見せしめとしては最適の相手だと考えたのだ。

だからこそ高見沢は、セーラ服に三つ編み姿に扮して光野を殺した。ユリコ様の思し召しと叫びながら・・・。

　”どうして私だけのけものに！私だって白百合の会のメンバーなのに”岼子美咲(柴田杏花)が声を荒げる。美月は話を続ける。”岼子さん、あなたが高見沢先生と由利さんの間に入ることは残念ながら不可能です。”

“なぜなら2人は恋人同士ですから”

美月は、高見沢と由利が同じペンダントをしていたことに違和感を覚えた。そして20年前百合ヶ原高校の屋上から飛び降りた生徒は男性生徒だったことを刑事から聞かされる。そこから、今回の真実に辿りついたのだ。

“男同士でそんなの・・・”、女性教師がそう言いかけた時、高見沢が声を荒げて叫ぶ。

“気持ち悪いか！普通じゃない、まともじゃない、そう言いたいんだろ！何時もそうだった・・・。だから自分自身をずっと隠して生きてきた。”

“君たちにはわからないだろ！？本当の自分を殺して生きるつらさが・・・。”

“でも由利君は違った・・・。”

高見沢は「ユリコ様伝説」を崇拝する由利に全てを打ち明けた。自分が初代ユリコであること。教師となって「ユリコ様伝説」の力が弱まることのないように裏でずっと動き続けてきたこと。由利は、そんな高見沢の気持ちを全て受け入れた。

“これは運命の出会いだったんだ・・・。”高見沢はそう言ってほほ笑む。

1.由利の本当の狙いとは・・・

ある日、由利は高見沢にこんな提案を持ちかける。

“先生、今度のユリコ様争いはもっと派手にしない？”

先生が昔やったみたいに、ユリコ様の伝説を、その力をもっとみんなに思い知らせるんだ！”

“今度は1人じゃないんだから。2人ならもっと凄いことができるはずだよ。”

高見沢がほほ笑みながら話し出す。

“2人でなら何でもできる。そう4人を殺したのは僕と由利君だ。だって、これは運命の出会いなんだ・・・”

高見沢がそう言いかけたとき、美咲が先日、筒美友里子から託された本物のナイフで高見沢に襲いかかる。間一髪で高見沢はそれを交わす。

“運命の相手！？気持ち悪い！会長の相手は私なの！”再び美咲は、高見沢に襲いかかる。

“岼子さん、これは運命なんだ。由利君の相手は僕だ！”再び美咲の襲撃を交わした。そして高見沢は美咲からナイフを奪い去る。

“運命の相手。本当にそうでしょうか？”再び、美月が話し始める。

2年前、科学準備室で起こった事故。その日、筒美友里子と掃除当番を代わったことで、顔に硫酸を被る事故にあった”ミズシマユリコ”。彼女は自殺した由利の姉だったのだ。

3年の浅香樹里(紺野彩夏)に見せてもらった写メに写っていた”ミズシマユリコ”の姿。彼女もまた由利と同じペンダントをしていた。それを見た百合子と美月は、自殺した由利の姉こそ”ミズシマユリコ”ではないかと考え始めたのだ。

そしてその事実を高見沢は知らなかった・・・。

美月は話を続ける。

最愛の姉、そして家族を「ユリコ様伝説」によって由利は滅茶苦茶にされたのだ。姉が自殺したことで両親は離婚。由利は”ミズシマ小太郎”から由利小太郎になったのだ。

当時、”ミズシマユリコ”の事故が、筒美友里子の仕業だという浅香樹里の訴えを無視したのは高見沢だった。そしてその半年後、”ミズシマユリコ”は自殺した。

最愛の姉が事故に巻き込まれるきっかけとなった「ユリコ様伝説」の始まり、そして親友だった浅香樹里の訴えを無視して”ミズシマユリコ”を絶望に追いやったのは、高見沢だった・・・。

“そんなあなたを由利さんは本当に愛してるのでしょうか？”

“直接確かめてみたら？それとも怖い？”美月は高見沢にそう訴えかける。

　白百合の会のある科学準備室では、由利が百合子に真実を語り始めていた。

“高見沢先生は純粋なんだよ。可哀想なぐらいにね。白百合の会の発足、ユリコ様に関する情報収集、あの人のお陰で色々と助かったよ。その時だった。ナイフを片手に高見沢が現れる。

“由利君、”ミズシマユリコ”が君のお姉さんだなんて嘘だよね？”そう言って由利に近づいてくる。

由利が応える。”どうしたんですか？高見沢先生、こんなもの持ってたら危ないですよ。”そう優しく応え、高見沢の手からナイフを奪う。

“みんな変なことばかり言うんだ。僕たちが運命の相手じゃないって。”そう言うと高見沢は由利を抱きしめる。

“もちろん必然だよ。”由利は高見沢にそう応えると奪ったナイフで高見沢を刺す。”このくそ野郎！”そう言って何度も刺す。そして倒れた高見沢からペンダントを奪い返す。”姉さんのだ！”

“こいつ(筒美友里子)とお前(矢坂百合子)を殺して全ての罪を高見沢に背負ってもらうつもりだったけど、もういい！今すぐ殺してやる！”

拘束された筒美友里子は、これでも未だ「ユリコ様伝説」を信じていた。

“私はユリコ様、お前みたいな虫けらに殺されはしない”

“ユリコ様なんていない！”由利が叫ぶ。

“ユリコ様は存在する！確かに硫酸の瓶を倒れやすくしたのは私、だから何！？瓶は倒れなかったかもしれない、倒れても硫酸はこぼれなかったかもしれない、全てはユリコ様の思し召し、”ミズシマユリコ”が顔に酷い傷を負って自殺したのも、お前が落とした砲丸が私に当たらなかったのも！”筒美友里子がこう言って叫ぶと、

「黙れ！！」由利は椅子に拘束した筒美友里子を蹴り飛ばす。”ユリコ様はいないんだ！”由利がナイフで筒美友里子に襲いかかる。

“もう止めてください・・・。”泣きながら百合子は由利に訴えかける。由利は一旦、筒美友里子を襲うのを止め、百合子に話し始める。

“教えてやる。お前を狙わなかったのは新しいユリコ様にするためじゃない、ストーカーがまとわりついてたから殺せなかっただけだ！”

“ユリコは全員殺す！ユリコが1人もいなくなれば姉を死なせたこのくだらない「ユリコ様伝説」は終わる！”

百合子は由利に訴えかける。”お姉さんが亡くなった特別な意味って、そんなことだったんですか！？自分が死んだことで、大好きな弟が人殺しになるなんて・・・、お姉さんが可愛そうです・・・。

“無いんだよ・・・。特別な意味なんて！！”そう言うと涙を流しながら由利は百合子に襲いかかる！その瞬間、演劇部の木下が仲裁に入る。

木下の体当たりを受けて飛ばされた由利は、起き上がりそのまま科学準備室から逃げ出す。しかし部屋の前まで来ていた美月にそのまま拘束される。

“愛する人のためなら何でもするというのは嫌いじゃない。それでも・・・、”何かを言いかけた美月は一目散に百合子の元に駆け寄りそっと抱きしめる。”よくやったね・・・。”

“哀れなユリコ様”拘束されたまま横たわる筒美友里子に美月はそう呟く。

　美月の脚本した「ユリコ様伝説」、その最後のシーンを筒美友里子が演じていた。もちろん筒美友里子が演じていたのは主役のユリコ様、そして最後のシーンを演じていた。最後のシーンは、美月が『聖典』と脚本を変えたシーン。ユリコは屋上から飛び降りるのではなく、ナイフで自害する。

“ユリコ様、ユリコ様は何時までも伝説となって生きながら得る！私こそがユリコ様だから！！そう叫んだ筒美友里子が最後にナイフで自害する。ナイフは本物だった・・・。筒美友里子はその場で絶命する・・・。

“ありがとう。”舞台の袖から美月と浅香樹里が出てくる。

これで”ミズシマユリコ”の魂も救わせた。樹里が美月にそう礼を言う。

“こちらこそ、浅香先輩がいなかったら、こんなにうまくいかなかったし、美しく終われませんでした。”美月は樹里にそう応える。

“美しく？”樹里がそう疑問に思った瞬間、美月は樹里を同じナイフで刺していた。

舞台の上で筒美友里子が浅香樹里を刺し、浅香樹里が筒美友里子を刺す・・・。これが美月の描いた美しい終わり方だった。

引用：【そして、ユリコは一人になった】公式HP

1.西島揺子が死亡する

頭上から落ちてきた砲丸が頭に直撃した西島揺子(大原梓)が死亡する。これでユリコ様候補は百合子(岡本夏美)と筒美友里子(天野はな)の2人となった。警察はこれを殺人事件と断定し捜査にのりだすが、それでも学校側は1年生発表会の継続を決める。教師の高見沢友利夫(平岡祐太)も残された生徒の心のケアのためにも1年生発表会の継続を求めた。

1年生発表会に向けた稽古は佳境に入り、脚本・演出を担当する美月(玉城ティナ)は思惑を胸に抱いて、迫り来る本番に思いを巡らせていた。初代ユリコ役を演じる百合子も生き生きと稽古に励んでした。稽古を見学に来ていた高見沢と由利(小越勇輝)は、その完成度の高さに称賛する。

美月は高見沢にある相談を持ち掛ける。『聖典』を元に脚本されたこの舞台の一部を変更したいと申し出たのだ。白百合の会の岼子美咲(柴田杏花)は『聖典』に変更を加えるなどありえないと主張するが、高見沢と由利は”あくまでも舞台”を理由に変更することに柔軟な姿勢を見せる。

美月が変更したかったのは、ラストで初代ユリコが屋上から飛び降りるシーン。舞台では屋上から飛び降りる迫力のある高いセットは組めない事から、ナイフを使った何らかのラストに脚本を変更することを希望した。

初代ユリコを演じる百合子もまた悩んでいた。”初代ユリコの本当の気持ちがわからない”お芝居の難しさを実感していた。そんな百合子に美月は、もっと『聖典』を読み込んでみることを進める。実際に初代ユリコが書いた『聖典』を読み込むことで少しでも初代ユリコの気持ちに近づければお芝居も変わるはず。そんな美月の提案に由利も賛同する。

しかし白百合の会の美咲は由利のそんな態度に嫉妬してるようだった。美咲は百合子のことを憎んでいた。

音楽室で脚本を練る美月の元に筒美友里子(天野はな)が現れる。筒美友里子は脚本に変更を加えることをあまりよく思っていないようだった。

　百合子は通学中、花の写真を撮る演劇部の木下を見つけて声かける。木下が撮っていた花は”スカシユリ”。花言葉は”注目を浴びる”だと木下は教えてくれた。続けて木下は”百合子の誕生日は10月12日、誕生花はガーベラ”だと教えてくれる。木下は何故、百合子の誕生日を知っていたのだろう・・・。百合子は木下に疑念を抱くこととなる。

2.筒美友里子が何者かに拉致される

　1年生発表会で初代ユリコを演じる百合子に注目が高まる中、筒美友里子は焦っていた。筒美友里子はある禁断の行動に出る。同様に百合子のことをよく思ってない美咲に、ユリコが演技で使用するナイフを本物のナイフと差し替えるよう指示したのだ。

“あの虫けらに天罰を下すの”これはユリコ様の思し召しとまで、筒美友里子は美咲に言い放つ。

“あの女さえいなくなれば、由利君だってきっとあなたのことを・・・”こう言い放って筒美友里子はさらに美咲の気持ちを煽る。

　幾つか確かめなければならないことがあった美月は百合子と共に3年の浅香樹里(紺野彩夏)に会いに行く。美月は、樹里と親友だった”ミズシマユリコ”のその後のことを確かめる。”ミズシマユリコ”一昨年、科学準備室の掃除当番だった筒美友里子と掃除当番を代わったことで、結果的に顔に硫酸を被る事故にあった。顔に硫酸を被った”ミズシマユリコ”はその半年後、自ら命を絶っていた。

樹里の携帯に残された”ミズシマユリコ”の写メを見せてもらった百合子はある疑念をいだくこととなる・・・。

　1年生発表会に向けて稽古はいよいよ佳境に入っていた。稽古を今日も見学に来ていた高見沢はその完成度の高さに讃頌の言葉を送る。いよいよ残りの稽古は日曜日のリハーサルだけとなる。

　学校からの帰り道、筒美友里子は何者かに襲われ拉致される。その一報は美月の耳にも入っていた。

　リハーサル当日、美咲は筒美友里子から渡された本物のナイフを持って学校に来ていた。由利は体調を崩し今日のリハーサルには出席できないことを、美咲は高見沢より聞かされる。しかし由利は学校に来ていた。スーツケースに何かを詰めて、由利は白百合の会のある科学準備室に来ていたのだ。

そして間もなく最後のリハーサルが幕を開ける。

引用：【そして、ユリコは一人になった】公式HP

1.岸ゆり子の自殺

岸ゆり子(中尾由伽)が病院で睡眠薬を飲んで自殺した。学校からの帰り道、この情報を矢坂百合子(岡本夏美)と嶋倉美月(玉城ティナ)は教師の高見沢友利夫(平岡祐太)より知らされる。その場には3年の筒美友里子(天野はな)もいた。

岸ゆり子は最近酷く悩んでいたようで親御さんにも”転校したい”とこぼしていたようだった・・・。

　この事件がまるで無かったかのように学園には何時もと変わらない日常が戻っていた。ただ一つ、以前と変わったことがある。それはこの学校で筒美友里子はもちろん、西島揺子(大原梓)、そして矢坂百合子にも逆らう人間がいなくなったということ。

1年生発表会に向けて『ユリコ様伝説』の脚本を手掛ける美月は、百合子にあることを調べて欲しいとお願いする。あることとは初代『ユリコ様』のこと。全てが始まるきっかけとなった初代『ユリコ様』の飛び降り自殺・・・。美月は百合子に初代『ユリコ様』について調べて欲しいとお願いする。百合子は美月の頼みを快く承諾する。

　白百合の会を訪ねた百合子だったが、あいにく不在のようだった。そこに教師の高見沢が現れる。高見沢はかたち上ではあるが、「白百合の会」の顧問をしてるようだった。白百合の会は正式な部活ではない。由利(小越勇輝)は、白百合の会を立ち上げるために拠点となる部屋が必要なことから高見沢に相談を持ち掛けた。高見沢はそれを快諾したのだった。それに・・・、自分の名前が高見沢友利夫、ユリオと『ユリコ様』と1文字違いの名前を持つことから何か縁を感じたようで引き受けたとのことだった。

高見沢は百合ヶ原高校の卒業生だったようだ。その頃から『ユリコ様伝説』は存在してたようで、教師として再び百合ヶ原高校に戻った時、未だ『ユリコ様伝説』が残っていたことは嬉しかったようだ。

高見沢が百合ヶ原高校の卒業生だったことを聞いた百合子は、初代『ユリコ様』について何か知らないか訪ねてみる。高見沢は初代『ユリコ』について知ってることを話し始める。

伝説となった初代『ユリコ』にはある不思議な力かあったようだ。彼女をイジメた相手には次々と不幸が襲った。屋上から飛び降りたり、階段から落ちたり・・・、それはまさに今回起きてることと一緒だ。”松沢佑璃子”は屋上から飛び降りて死亡した。”岸ゆり子”は階段から落ちるも一命は取り留めたが、その後病院で睡眠薬を飲んで自殺する。

初代『ユリコ』は、彼女をイジメた相手に次々と不幸が襲ったことで、その後イジメられることは無くなったようだ。ここで百合子は自分の知ってる情報にある疑問を覚える。確か、初代『ユリコ』は、イジメを苦に屋上から飛び降り自殺をしたことで、その後初代『ユリコ』をイジメた相手達に次々と不幸が襲う。確かそんな話だったはずだ。

高見沢は話を続ける。声を掛けてくれる友達もいなかった初代『ユリコ』は何時も孤独だった。そんな初代『ユリコ』を1人の教師が救った。そして2人は何時しか恋に落ちることになる。許されざる恋だったが2人はその想いを止めることは出来なかった。

高見沢はさらに知ってることを話し続ける。”初代『ユリコ』が自殺した理由はイジメではない”愛する人に裏切られた末の失恋だったのだ。高見沢は鍵のかかったロッカーから1冊の日記を取り出す。それは初代『ユリコ』の日記だった。白百合の会ではそれを『聖典』と呼ぶらしい。

2.初代ユリコの『聖典』

“読んでみるかい？”高見沢は百合子にそう尋ねる。するとそこに「白百合の会」の由利と岼子美咲(柴田杏花)が現れる。美咲は『聖典』を渡そうとする高見沢に声を荒げる。”部外者に『聖典』を！”声を荒げる美咲を由利が制する。”百合子は白百合の会の会員ではないが、ユリコ様候補の1人であるのだからね”美咲は由利に取り乱したことを詫びる。

高見沢は3人にこう伝える。”1年生の発表会は『ユリコ様伝説』を正確に伝えための良い機会になるのではないだろうか、そのためには彼女に何があったのか、何を考えていたのかをしっかりと理解してもらう必要があるのではないだろうか？”どうだろう？

由利は高見沢の意見に賛同する。美咲は由利が認めるなら構わないと応えるも納得はいかない様子だった。

『聖典』は唯一無二のため貸し出しは出来ない事を由利は百合子に伝える。百合子は『聖典』の内容を書き写しても構わないか由利に訪ねる。すると由利は携帯を取り出し”今は便利なものがあるよ”と応じる。それは携帯で『聖典』を撮影しても舞わないという意味だった。

　その夜納得のいかない美咲は河原にいた。そこに筒美友里子が現れる。美咲は昼間の出来事を筒美友里子に話す。美咲は百合子のことを快く思ってないようだった。

「白百合の会」のある科学準備室で『聖典』のことを調べた百合子は帰宅の途につく。外はすっかり真っ暗だった。帰り道、百合子は物音に驚かされる。誰かに後をつけられてるようだった。例のストーカーだろうか？足音が近づいてくる。百合子は身を潜めてその足音が過ぎ去るのを待つ。足跡の正体は演劇部の木下だった・・・。

　翌朝、退院した浅香樹里(紺野彩夏)は再び筒美友里子と揉めてるようだった。樹里は一昨年、科学準備室の掃除当番だった筒美友里子が、その日の掃除当番を”ミズシマユリコ”に変わったことで、変わりに科学準備室の掃除を務めた”ミズシマユリコ”が顔に硫酸を被る事件があったことを、筒美友里子の仕業だと考えてるようだった。筒美友里子が「ユリコ様」になるために、硫酸をわざと倒れるように仕組んだのだと主張する。

樹里が屋上から飛び降りる際、遺書に書かれてた”百合子”は硫酸を被った”ミズシマユリコ”のことだったのだ。

「自殺します。先生の期待を裏切るくらいなら死んでしまったほうがマシです。百合子のことを守れなくて本当にごめんなさい。」3年2組浅香樹里

筒美友里子は樹里に”ミズシマユリコ”さんは「ユリコ様」に選ばれなかった。ただそれだけのことだと応える。それを聞いた樹里が暴れ出す。すぐに美咲は止めに入る。由利は高見沢を呼びに行くと言ってその場を離れる。美咲は暴れる樹里を押さえてる間に、筒美友里子にその場から逃げてもらう。

その場から立ち去る筒美友里子の後を西島揺子が追いかける。百合子と美月も後を追うことにする。

筒美友里子に追いついた西島揺子は質問をぶつける。”自分が『ユリコ様』になるために松沢佑璃子や岸ゆり子を殺したのは本当に先輩(筒美友里子)なんですか？”筒美友里子は”全ては『ユリコ様』の思し召し”と応える。そして次に淘汰されるのはきっとあなた(西島揺子)だと応える。

“じゃあ先輩(筒美友里子)を先に淘汰しましょうか！”西島揺子は立ち去ろうとする筒美友里子を引き留め首を絞める。その時・・・、

上から落ちてきた鉄球が西島揺子の頭を直撃する。目から血を流しながらその場に倒れ込む西島揺子。それを見た筒美友里子は”やはり天罰が下った”と話す。しかし美月は天罰などではなく、誰かが狙って西島揺子に鉄球を落としたのだと主張する。

これでついに残るユリコは2人となった。

筒美友里子と矢坂百合子の2人。その場から立ち去る筒美友里子は百合子にこう伝える。

“最後に残るのは私、だって私はユリコ様だから”

呆然と立ちすくむ百合子を美月は抱き寄せこう話す。

“大丈夫！君は僕が必ず守るから”

引用：【そして、ユリコは一人になった】公式HP

1.クラスメートが殺される！？

クラスメートの光野沙良(森迫永依)がカッターナイフを片手に矢坂百合子(岡本夏美)に襲いかかってくる。百合子は必死に逃げるが捕まってしまう。沙良は百合子に馬乗りになりカッターナイフを振りかざそうとした瞬間、演劇部の木下壮太(小平大智)が間一髪阻止する。

そこに嶋倉美月(玉城ティナ)も駆けつける。沙良は美月にも襲いかかろうとする。しかし美月は沙良を一蹴する。そこに教師の高見沢友利夫(平岡祐太)もかけつける。

　その夜、沙良が遺体で発見される・・・。

翌朝、学校に警察が訪ねてくる。死亡推定時刻は21時～24時の間。百合子と美月は個別に警察からの事情聴取を受けることとなる。美月は警察に”『ユリコ様伝説』ってご存知ですか？”と聞いてみる・・・。

　高見沢は昨晩、沙良を職員室で落ち着かせた後20時頃帰宅させたとのことだった・・・。高見沢も警察からの事情聴取を受けることになる。

教室に戻るとクラスメートが百合子に襲いかかってくる。沙良が殺されたことを百合子のせいにしてるようだった。美月がすぐさま助けに入る。担任の東田福助(福澤重文)が力でクラスメートを制す美月を止めようとするが”思い込みで人に襲いかかるのは暴力、生徒がイジメられてるのを知ってて黙って見てるのが暴力”と言い、自分の行為は正当防衛だと主張する。そんな美月を百合子は”私は大丈夫”といって制す。

自転車事故で怪我をおった神崎真歩(野々村はなの)は百合子に土下座をしてくる。”あなたが『ユリコ様』なんでしょ？『ユリコ様』私を殺さないでください”と・・・。

教室に響き渡るようにサイレンが鳴り響く。教室は騒然とするが、携帯を使ってサイレンを鳴らしたのはクラスメートの進藤あきら(松井健太)だった。あきらは、このままでは授業にならないことから、百合子をクラスから隔離するをことを提案する。百合子はそれを黙って受け入れる。

隔離された部屋で美月は、1年生発表会に向けて『ユリコ様伝説』を調べることの継続を百合子に伝える。百合子もまた、美月がやるならと協力することを約束する。

　白百合の会の会長である由利(小越勇輝)と岼子美咲(柴田杏花)は沙良の死について考えていた。”これもユリコ様の天罰なのだろうか？”・・・。美咲は思い悩む由利に寄り添い”あまり悩まないでください。これにも特別な意味があるのですから”・・・そう伝える。

2.また1人ユリコ様候補が・・・

　警察は筒美友里子(天野はな)にも事情聴取をする。筒美友里子は今回の沙良の死も”松沢佑璃子”の自殺も、そして浅香樹里(紺野彩夏)の自殺未遂も全てはユリコ様の思し召しだと警察に話す。

　百合子は美月が男性刑事やクラスメートの進藤と2人きりで話してる姿を目撃する。不信感を抱く百合子は”この学校で男子と仲良くしてはダメ”と美月に言われたことを指摘する。美月は”ダメだよ”と静かに応える。

　岸ゆり子(中尾由伽)が何者かに階段から突き落とされる。犯人はまた赤いスカーフに三つ編み姿だった。担架で運ばれる岸ゆり子は百合子に”ユリコ様にやられた”と囁く。担架で運ばれてく岸ゆり子の姿を西島揺子(大原梓)や「白百合の会」の由利と美咲も遠目に見つめていた。

学校からの帰り道、筒美友里子が百合子と美月の前に現れる。”やっぱりあの娘(岸ゆり子)もユリコ様に淘汰されたわね”

そんな筒美友里子に美月は、”でも光野さんを殺したのはユリコ様ではありません”と応える。美月は警察から防犯カメラの映像を見せてもらっていたのだ。そこには事件現場から逃げる”三つ編みに制服姿”の人物の姿がはっきりと映っていた。それはユリコ様の巨像ではなく、あきらかに生身の人間の犯行を示す証拠映像だった。

美月は全ての事件は何者かの犯行であることを推理していた。そして3年の浅香樹里はもう間もなく退院する。何故、樹里の遺書に百合子の名前があったのかも、それももうすぐわかるかもしれないと考えていた。

　学校からの帰り道、3人の前に慌てた高見沢が現れる。高見沢は3人にこう打ち明ける。

“たった今、病院から連絡が入り岸ゆり子が自殺した”と・・・。

これでこの学校に残るユリコ様候補は3人に絞られた。

矢坂百合子、西島揺子、そして現ユリコ様の3年生・筒美友里子(天野はな)。

引用：【そして、ユリコは一人になった】公式HP

1.ユリコ様候補から初めての死者

“松沢佑璃子”の死から4日。彼女の死は自殺と断定された。

クラスでの矢坂百合子(岡本夏美)へのイジメはさらにエスカレートしていた。自転車の事故で怪我をしたクラスメートの自転車に細工したあとがあったようで、それを百合子のせいにされたのだ。百合子は顔を殴られあざが残ってしまう。

　筒美友里子(天野はな)はそれでも1年生の発表会の継続を求める。学校側では”松沢佑璃子”の自殺もあり発表会の中止を検討していた。しかし筒美友里子はだからこそやるべきだと主張する。2、3年生女子生徒全ての嘆願書も集め”松沢佑璃子”の鎮魂のためにも発表会はやるべきだと主張する。

嶋倉美月(玉城ティナ)もまた1年生の発表会をやってみたい1人だ。「ユリコ様伝説」について知りたいし、その怒れた世界をぶっ壊したいとさえ考える。

美月は百合子の顔のあざに気がつく。百合子は美月との対等な関係が崩れるのが怖くて話せなかったのだ。しかし美月は、そんな百合子を優しく抱きしめ何時でも自分を頼ってほしいと話す。そして何があっても、秘密には絶対にしないことを百合子にお願いする。

　1年生の発表会の継続を希望する美月に百合子は付き合う事を決める。百合子は「白百合の会」を訪ねる。「白百合の会」の拠点である科学準備室に美月は入ることができない。そのため百合子は1人で「ユリコ様伝説」についても調べなくてはならない。「白百合の会」には西島揺子も来ていた。

西島揺子は”松沢佑璃子”の死について調べてるようだった。ユリコ様候補で淘汰された候補者、天罰を受けた候補者の中で、亡くなったのは陰湿なイジメを苦に自ら命を絶った初代ユリコ様以外では”松沢佑璃子”は初めての死者となる。

　美月は”松沢佑璃子”が飛び降りた屋上に来ていた。美月は”松沢佑璃子”の死について疑問を抱いていた。するとそこに筒美友里子が現れる。美月は嘆願書まで集めて1年生の発表会の継続を求めた理由を訪ねる。筒美友里子は「ユリコ様伝説」について軽んじてる生徒が多いこと。この学校の調和を保ってるのはユリコ様であることを1年生の発表会を通じて理解させることが必要だからだと応える。

そしてそれを美月に期待してることを告げると、その場から立ち去る。

1.ユリコ様候補から外れる方法

　岸ゆり子(中尾由伽)は”松沢佑璃子”の死に恐怖を覚えていた。筒美友里子の前に現れ土下座をして自分を候補から外してほしいと嘆願する。しかしユリコである以上はユリコ様候補から外れることはできない。筒美友里子は岸ゆり子にそう伝えるとその場から立ち去る。

　百合子は1年生の発表会の為、今日も「白百合の会」を訪ねて資料を調べていた。するとファイルから資料が1枚だけ抜けていることに気がつく。百合子は由利(小越勇輝)にも”松沢佑璃子”の死についてどう思ってるのか尋ねてみる。由利は初めてユリコ様候補から死者がでたことには何か特別な意味があるのではないかと考えてるようだった。

由利は事故で姉を無くしたことを告白する。それによって家族がバラバラになってしまったこと。でもそれにも何か特別な意味があるのではないかと考えるようになったこと。そう考えなければ・・・、

そう言いかけたところで百合子は自分にもそれが分かると応える。今、自分がクラスで酷いイジメにあってること、誰かにストーカーされてること、その上自分の意思とは関係なくユリコ様候補になっていること、それは特別な意味があることなのかもしれない。ただ自分にとってはそれは全て迷惑なことだと由利に伝える。

由利は転校以外にもユリコ様候補から外れる方法があることを百合子に話してくれる。それはユリコという名前を改名すること。

　百合子は美月に由利との会話を報告する。美月は百合子に、この学校では必要以上に男子とは仲良くしない方がよいことを話す。そしてもう一つ、美月は百合子に大胆な提案をする。

　翌朝、百合子は美月の提案通り筒美友里子と同じ三つ編みに赤いスカーフで登校する。すると今までイジメていたクラスメートの対応が全く違っていた。美月は百合子に怖がって逃げるのではではなくユリコ様になってみたらと提案したのだった。

現ユリコ様のみに許された姿に由利は慌てて百合子の元を訪ねてくる。美月は由利に改名よりは良いアイデアではないかと応える。美月は百合子を先に行かせて由利と話をする。由利は取り返しのつかないことになるかもしれないことを恐れていた。しかし美月は”百合子は私が守る”そう由利に伝える。

　百合子の前に筒美友里子が現れる。筒美友里子は百合子にとても似合ってると言う。しかしその恰好をするのには覚悟が必要であることを伝える。戸惑う百合子に筒美友里子は”今にわかるわ”とだけ伝えてその場を立ち去る。

教師の高見沢友利夫(平岡祐太)はそんな百合子の姿をまた遠目に見ていた。

　百合子はこの日も1年生の発表会の資料を調べるため「白百合の会」を訪れていた。由利は改めて、ユリコ様と同じ恰好をする意味を理解してるのか問いただす。百合子は由利に”本当はわかってないかもしれない”と応える。

ただ美月に似合ってると言われたから・・・。

そう応えると百合子は「白百合の会」を後にする。

帰り道の校舎で、クラスメートが刃物を持って百合子に襲いかかってきた！

引用：【そして、ユリコは一人になった】公式HP

1.「白百合の会」を訪ねる

飛び降り自殺を図った3年生・浅香樹里(紺野彩夏)だったが一命は取りとめた。これも「ユリコ様伝説」なのか、ユリコ様に逆らうとどんな酷い目にあってもけして命を落とすことはない。

浅香樹里の遺書には「百合子」という名前が書かれていた。何故遺書には自分の名前が書かれていたのか矢坂百合子(岡本夏美)は困惑していた。しかもクラス内でのイジメは日に日にエスカ―レートしていく。

学校の帰り道にはクラスメートがいたずらに自転車でぶつかりそうになってくる。また何時もの嫌がらせだった。

　嶋倉美月(玉城ティナ)はそんな百合子に優しく寄り添う一方、百合子と共に「ユリコ様伝説」の謎を探り始める。

1年生発表会でユリコ様を取り上げる予定の美月と百合子は、「白百合の会」を訪ねてみることにする。美月は自殺を図った3年の浅香樹里にも会いに行っていた。

「白百合の会」とはユリコ様を崇拝する有志の集まりで、ユリコ様に関する全てを記録してるということだった。

しかし美月には資料さえ観ることが出来ない。「白百合の会」のメンバーになるためには”ユリコ”という文字が名前の一部に含まれてる必要がある。つまり代表の由利小太郎(小越勇輝)は条件を満たしている。

百合子は自分が資料を調べることを約束し美月には一旦退出させる。そこに、やはり「ユリコ様伝説」に興味を持った”西島揺子(大原梓)”も現れる。

代表の由利に渡された資料に百合子は驚愕する。過去、ユリコ様候補だったユリコは”事故”や”転校”などあらゆる理由で学校から姿を消していた。

2″松沢佑璃子”の自殺！？

教師の高見沢友利夫(平岡祐太)は、百合子に対するクラスメートからのイジメを気にしていた。実際にイジメがあるのか聞かれた美月は百合子なら大丈夫と応える。美月は担任の浅香樹里が屋上から飛び降りて大変なことになってるのに、担任でもない百合子のことを気にしてる高見沢に違和感を覚える。百合子がストーカー被害にも悩まされることだけ、美月は高見沢に伝える。

　百合子は学校の帰り道、美月に調べた資料の事を話す。するとまた、クラスメートが後ろから自転車でぶつかってこようとする。しかしこの自転車はこのあと転倒し大怪我をおうことになる。

その時、学校から悲鳴が聞こえてくる。また誰かが屋上から飛び降りたようだ。百合子と美月も急いで学校に戻ると、そこには血だらけで倒れる”松沢佑璃子(村山優香)”の姿があった。

その場に居合わせた”岸ゆり子”は震えながら呟く。

「私見たの、三つ編みの子が、自殺じゃない・・・、三つ編みの子が屋上から逃げていくのを・・・」

教師の高見沢が確認するも”松沢佑璃子”に息はなかった。

矢坂百合子、岸ゆり子、西島揺子、そして現ユリコ様の3年生・筒美友里子(天野はな)。

5人いたユリコ様候補は1人減って4人になった。

引用：【そして、ユリコは一人になった】公式HP

1.ユリコ様伝説

1年生の矢坂百合子(岡本夏美)が志望校ではない百合ヶ原高校に通う理由は、同じ中学からの親友・嶋倉美月(玉城ティナ)がいるから、ただそれだけだった。

　入学して1か月、百合子はクラスメイト達から酷いイジメにあっていた。

ある日、百合子は美月から学校に伝わる「ユリコ様伝説」についての話を聞く。学校で絶対的な権力を持つユリコ様になれるのはユリコという名を持つ女子生徒だけで、選ばれるのはただ1人。

もしもユリコという名の女子生徒が他にもいた場合には、選ばれたユリコ以外は全て学校から排除されることになる。最後に残った1人がユリコ様となり、この学校を支配することとなる。

「君はどうする？ユリコ様になってみる？」美月は百合子そう訪ねてみる。

2.飛び降り自殺

1年生として今年入学してきたユリコは全部で4名、現在は3年の筒美友里子(天野はな)が2年連続でユリコ様を務めている。つまり、現在この学校には5人のユリコ様が存在することになる。

百合子はこの日も同級生からイジメにあっていた。廊下で足をかけられる百合子を美月が目撃する。美月は百合子をイジメる女子生徒の1人を階段から突き落とそうとし、脅しをかけた。

百合子は校内で、現ユリコ様の3年生・筒美友里子が同級生の浅香樹里(紺野彩夏)と揉めている姿を目撃する。筒美友里子は1年生全てのユリコの名を把握していた。もちろん矢坂百合子のことも。

　女子生徒が屋上から飛び降り自殺する事件が発生する。しかもこの生徒は先日、筒美友里子と揉めていた3年生の浅香樹里だ。遺書も残されていた。

遺書にはこう書かれていた。

「自殺します。先生の期待を裏切るくらいなら死んでしまったほうがマシです。百合子のことを守れなくて本当にごめんなさい。」3年2組浅香樹里

飛び降り自殺を知った生徒たちは「ユリコ様による天罰だ」と噂をするのでした。

引用：【そして、ユリコは一人になった】公式HP